
こんにちは、不動産ライターの小花絵里(おばなえり)です。
賃貸併用住宅を成功させるためには、出口戦略を考えることが非常に重要です。
不動産投資では売却するタイミングなどによって最終的な利益が大きく変わることがあります。
自宅として長く住むつもりだという人も、予測していた未来と状況が変わる可能性があるので出口戦略について考えておく必要があるでしょう。
そこで今回は、賃貸併用住宅の出口戦略について解説します。
賃貸併用住宅で出口戦略を考える理由や売却以外の選択肢についても解説しますので、賃貸併用住宅を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

賃貸併用住宅で出口戦略を考える理由

賃貸併用住宅で失敗しないためには、取得する段階で出口戦略まで考えておくことが大切です。
「投資」として利益を得ることを目的として賃貸併用住宅を始めるのであれば、需要のある物件を選ぶことは必須といえます。
さらに、賃貸併用住宅をマイホームという実需として売るのは難しいため、賃貸需要のあるエリアを見極めることが必要になるでしょう。
賃貸併用住宅を自宅として長く住む予定の人の場合でも、長い人生の中で状況が変わる可能性も考えられます。
また、自宅としてずっと所有する場合は、相続のことも考えておく必要があるでしょう。
賃貸需要がなく利益の見込めない賃貸併用住宅は、相続する子どもなどへの負担になってしまう可能性があるからです。

賃貸併用住宅の出口戦略パターン


ここでは、賃貸併用住宅における出口戦略パターンについてご紹介します。
賃貸併用住宅の出口戦略にはどのようなパターンがあるか知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
- オーナー住居を空室のまま売却する
- 満室にしてから投資用物件として売却する
- 一戸建て・二世帯住宅に転用する
オーナー住居を空室のまま売却する
所有者の住居を空室のままにしておくことで、実需と投資どちらの目的の人もターゲットにすることができます。
特に自宅として検討する人の場合、住宅ローンで購入できるかどうかは重要なポイントの1つ。
満室にしてしまうと、賃貸併用住宅ではなく投資用物件になってしまいます。
投資家だけでなく実需で探す人にもアピールしたい場合は、オーナー住居を空室のまま売却活動をすると良いでしょう。
満室にしてから投資用物件として売却する
オーナー住居も客付けして、満室にしてから投資用物件として売却するのも1つの手です。
正直なところ、自宅用としての物件を探している人の中で、賃貸併用住宅を選ぶ人は少ないでしょう。
ある程度の賃貸需要と利回りが見込めるのであれば、満室にして投資物件としての魅力を高める戦略が考えられます。
一戸建て・二世帯住宅に転用する
賃貸併用住宅を一戸建てや二世帯住宅に転用して住み続ける方法も考えられます。
家族構成が変わるなどの状況の変化により、今まで暮らしていた間取りでは不都合が出てくる場合があります。
暮らしに合うような転用をすれば、住み替えにかかる負担を軽減することができるでしょう。
なお、出口戦略として転用を考えるのであれば、転用しやすい間取りにしておくことをおすすめします。
賃貸併用住宅の出口戦略で失敗しないためのポイント


ここでは、賃貸併用住宅の出口戦略で失敗しないためのポイントについて解説します。
賃貸併用住宅は、マイホームでありながら収益物件でもある特殊な物件です。
重要なポイントを押さえて、失敗しないようできる限りの対策をしておきましょう。
- 賃貸需要のあるエリアから選定する
- ある程度の利回りを維持できる戦略を立てる
- 不測の事態に備えて手元にキャッシュを残しておく
- 売却時は複数の不動産会社を比較検討する
賃貸需要のあるエリアから選定する
賃貸併用住宅で収益を得るため、そして売却を成功させるためには、賃貸需要のあるエリアから選ぶことが必須です。
自宅として「住みたい場所」という観点のみで立地を決めてしまうと、空室が埋まらなかったり、売却したくても買い手が見つからなかったりする可能性があるからです。
賃貸併用住宅では、現在だけでなく将来に向けての賃貸需要も予測してエリアを選定するとよいでしょう。
ある程度の利回りを維持できる戦略を立てる
賃貸併用住宅・投資用物件のどちらで売却するにしても、ある程度の収益が見込める状態を維持することが大切です。
そのため、物件取得後も家賃相場や周辺環境、ライバル物件などを調査・分析することをおすすめします。
また、市場で販売されている賃貸併用住宅の価格相場も調べておく必要があります。
ローンの残債と売却価格、売却時の想定利回りなどを考慮して、売却のタイミングを見極めるとよいでしょう。
不測の事態に備えて手元にキャッシュを残しておく
不動産投資では、今後起こるリスクすべてを予測することは不可能です。
どれだけ綿密な計画を立てていても、不測の事態が起こる可能性があるでしょう。
手元にキャッシュを残しておくことで、空室が長引いて賃貸経営が悪化したり、大きな修繕が必要になったりするなどの場合に対処しやすくなります。
売却時は複数の不動産会社を比較検討する
賃貸併用住宅に限らず、不動産を売却するときは複数の不動産会社に査定依頼をすることをおすすめします。
不動産会社によって、査定金額だけでなく、得意とする物件種類や抱えている顧客の属性、売却方針などが異なるからです。
なお、賃貸併用住宅の売却を検討している人は、タウンライフでの一括見積もりがおすすめです。
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賃貸併用住宅では物件選びの段階で出口戦略も考えよう!


賃貸併用住宅はマイホームでありながら、不動産投資の側面もある住宅です。
売却せずに自宅としてずっと住むつもりの人も、状況が変わる可能性もあるので出口戦略について考えておくことをおすすめします。
賃貸併用住宅を成功させるために、賃貸需要を考えた物件選びと出口戦略を考えておくとよいでしょう。
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