Webライターをするのであれば、知っておきたい税金の知識。
会社員であれば会社が年末調整してくれますが、個人事業主であるWebライターは自身で確定申告をしなければなりません。
正しく申告することはもちろんですが、控除を上手に使って節税意識を持つことも非常に大切なことです。
そこで今回は、Webライターが青色申告をするメリットについて解説します。
青色申告はWebライターにとって様々なメリットがありますので、知識として覚えておいて損はないはず!
Webライターに興味がある人の参考になれば幸いです。
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青色申告とは
Webライターのような個人事業主は、毎年確定申告を行う必要があるでしょう。
個人事業主が確定申告を行う場合、「青色申告」と「白色申告」のいずれかで申告することになります。
誰でも選択できる白色申告とは異なり、青色申告では様々な控除や特例を受けることが可能です。
ここでは、青色申告の特徴について解説します。
青色申告を選択するための条件
青色申告を利用したい場合は、税務署長宛に「青色申告承認申請書」を提出する必要があります。
新たに青色申告の申請をする場合は、原則としてその年の3月15日までに提出します。
3月16日以降となってしまうと、翌年からの適用になるということですね。
なお、新規開業の場合は業務を開始した日から2か月以内に提出することで、その年から適用できるようになります。
新規開業の場合は、開業届と一緒に青色申告承認申請書を提出するとよいでしょう。
Webライターと開業届についてはこちらの記事をご覧ください。
また、青色申告をすることができる人は、以下の所得がある人のみです。
- 不動産所得
- 事業所得
- 山林所得
ちなみに私は開業届を提出している個人事業主なので、ライター業務で得た収益は事業所得として申告しています。
Webライターが青色申告をするメリット
フリーランス・会社員の副業のいずれにしても、Webライターをするのであれば青色申告によるメリットを知っておいた方がよいでしょう。
青色申告における代表的な特典は以下の通りです。
- 青色申告特別控除が受けられる
- 生計を一にする配偶者や親族などに支払う給与を経費算入できる
- 赤字の場合、翌年以後3年間にわたり純損失の繰越と繰戻しができる
国税庁のWebサイトでも内容が公開されていますので、気になる人はぜひご覧ください。
Webライターにおける最大のメリットは「青色申告特別控除」
Webライターが青色申告をするメリットとしては、やはり「青色申告特別控除」が大きいですね。
青色申告特別控除とは、所得金額から最高65万円を控除できる制度のこと。
所得から控除されるので、簡単に言えば「支払う税金が安くなる」ことになります。
青色申告特別控除を受けるための条件
最大65万円の青色申告特別控除を受けるためには、以下の条件を満たす必要があります。
- 不動産所得または事業所得のある人
- 複式簿記により記帳している
- 損益計算書・貸借対照表を添付して控除金額を記入し、確定申告を行うこと
青色申告の記帳は、原則として損益計算書・貸借対照表を作成でいるような「複式簿記」が求められています。
自力で複式簿記による記帳をするためには、簿記の知識が必要不可欠です。
個人事業主の決算書類作成程度であれば、日商簿記3級を勉強すれば十分でしょう。
日商簿記3級を取得するメリットについては、こちらの記事をご覧ください。
令和2年度より青色申告特別控除の見直しが行われる
令和2年度より青色申告特別控除の見直しが行われることになりました。
現行制度との変更点は以下の通りです。
- 青色申告特別控除額:現行65万円→55万円に
- 基礎控除額:現行38万円→48万円に
- 改正後55万円の青色申告特別控除の適用要件に加えて、e-taxによる申告もしくは電子帳簿保存を行うと、現行制度と同じ青色申告特別控除65万円が受けられる
要するに、税務署に持参・郵送のような従来のやり方のままであれば青色申告特別控除額が55万円になるということですね。
私は今までもe-taxによる申告を行ってきましたが、家で確定申告ができるので非常に便利ですよ。
令和2年度からの詳しい改正内容については、国税庁が公開しているパンフレットをご覧ください。
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/shotoku/h32_kojogaku_change.pdf
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Webライターは青色申告のメリットを理解して確定申告を行おう!
Webライターのような個人事業主は、税制度についての知識を身に付けることが大切だと感じています。
青色申告のメリットを理解して、正しく確定申告を行い納税しましょう!
なお、Webライターの仕事をしたいのであれば、クラウドソーシングサイトの利用がおすすめです。
下記におすすめのクラウドソーシングサイトを紹介しますので、Webライターに興味のある人はぜひ登録して仕事内容を確認してみてください。
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代表的なクラウドソーシングサイトといえば、クラウドワークス。
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Webライターにおすすめのクラウドソーシングはこちらの記事にもまとめていますので、ぜひご覧ください!